「ドアや窓」「引き戸」「押し入れや収納庫」「戸棚」などの建具は、修復が必要なものばかりでした。
ドアは、蝶番に切ったカードを差し込むことで調整できました!が、枠から外れてしまった窓ガラスは、おかしな状態で挟まったままびくともせず、建具屋さんもお手上げ状態でした。玄関の靴箱の扉は、上から60㎝水槽が落ちたらしく、蝶番ごと壊れていました。歪みでトイレドアは閉まらず、引き戸も動かない…押し入れのベニヤ板(側面)はことごとく反り・外れが起こっているような状況でした。
被災レベルの調査が終わるまでは家屋本体の修復はできないので、まずは建具から修復を始めました。
建具を修復し、散乱した生活用品を整理する
「押し入れや収納庫」「戸棚」などの修復から始めました。生活を再建するのに、散乱したものを整理しなおしたり、必要なものを整理整頓したりすることは、最も実用的なことだからです。また、構造も比較的シンプルで、DIYでも対応しやすかったということもあります。
*押し入れや収納庫の構造はよく似ており、側面のベニヤ板が反る・外れるといった損傷でした。ただ、外側からベニヤ板がタッカーで固定されているため、構造材(角材)全てを分解しなければならず、修復に時間がかかりました。
トイレタンクの割れは、家族しか使用しないので、水中でも使える接着剤で仮修復しました。水漏れもありましたが、歪みによるタンク内の部品からと思われ、水量を絞ることで対処しています。(部品を替えれば問題なしです…)
靴箱や押し入れ、ドアの修復・リフォーム後



(イメージ)

*靴箱や戸棚などの蝶番には、スプリング蝶番を使い、ばねの力で途中から扉が自動的に閉まる動きをするようにしました。また、蝶番を固定する場所が損傷していたので、木工用エポキシ樹脂(木材の補修や接着に特化したエポキシ系の材料で、ビスも打てる)を使い補強しました。
押し入れや収納庫の角材構造は、収納力と耐久性を支える骨組みの基本であることが、修復してみるとよく分かりました。コストをかけず、効率よく耐久力を高める技に感心しました。
ドアの建て付け(傾きや隙間)については、微調整するため、ためしにプラスチックカードを蝶番の裏に差し込んで角度を調整してみたら、思った以上にスムーズに開閉できるようになりました。
窓ガラスを数分で修復してしまう営業マンに驚きと感謝
レールから外れ、窓枠に斜めになって挟まっている窓ガラスを、動かそうとしてもびくともしませんでした。業者も修復は難しいと言っていたのですが、LIXIL(窓、サッシなどに強みを持つTOSTEM)の営業マンが被災状況の調査にやってきたついでに、ほんの数分で修復しました。
壊れている鍵も中古でいいならと無料でつけてくれました。本当に感謝しかありませんでした。
まさに驚きと感謝が入り混じる瞬間で、営業マンの専門知識と技術力こそ、まさしくプロの技だと思いました。(ちなみに、やって来た営業さんのワゴン車には工具がぎっしり積んでありました!)
*歪んだ窓ガラスの修復には構造の理解が不可欠です。レールから外れ、窓枠に斜めに挟まった状態になると、見た目以上に複雑な力がかかっており、無理に動かすとガラスが割れる危険もありました。営業マンが数分で修復できたのは、まさに構造への深い理解と経験のたまものだろうと思います。









