業者に頼むと、1部屋数十万円の費用が(被災直後は1部屋50万円以上を提示する業者ばかりでした!)DIYだとたったの1万円で済みます。しかも高価なクロス(壁紙)を使ってもです。
クロスは、リフォーム用を選ぶのがポイントです。素人でも、プロとほぼ変わらないように貼れます。コーナーの補強や糊付けを雑に施工する業者に頼むぐらいなら、自分で丁寧にDIYした方がいいです!
カッター、ヘラ、ローラー、クロス(壁紙)などが必要ですが、ネットでほぼ購入できるし安いです。
石膏ボードは、ハンズマンで1枚200円ほどでした(今は400円します)。
クロスには、糊付きと糊なしがあります。ぼくは、コストを考え、安い「糊なし」を選びました。「糊あり」のほうが簡単に貼れますが、すぐに貼ってしまわなければならないのでやっかいです。糊の乾燥を防ぐためビニール袋に入っていますので、一度開封してしまうと乾燥してしまうからです。
クロスの破れは素人でも簡単に修復できる
クロスの破れがひどいと、構造材(柱・梁など)が壊れたのではないかと不安になります。でも、石膏ボードのずれや欠け、ビスの浮きが原因である可能性のほうが高いです。
わが家のクロスの損傷を見た知人の建築士さんでも、「構造材がやられているのでは?」と疑っていましたが、実際にクロスや石膏ボードなどの内装材を取り払ってみると、構造材は大丈夫でした。
それより、石膏ボードや下地材、クロスの貼り方などの施工の質のほうが問題であることがよく分かりました。
*クロスの亀裂やはがれは、石膏ボードの継ぎ目やコーナー部分に集中していました。
修復している際に分かったのが、業者の施工では、ほぼ補強処理がしてないことです。ファイバーテープ(ジョイントテープ)やコーナー材(コーナーテープなど)を使ってあれば、ボードの動きによるひび割れや角の欠けや割れはある程度防止できたのにと思いました。
クロスはがしと下地処理を見れば業者の手抜きが分かる
クロス糊がしっかり塗布されていない部分は、指先で軽く引くだけでペリッと剥がれました。剝がすのは楽ですが、施工の雑さにがっかりでした。
石膏ボードにひび割れや穴があれば、パテで埋めて乾燥後にサンディング(研磨)しました。角が欠けていれば、新しいボードへ取り替えました。補修より取り替える方がずっと簡単でしたので、あとで、補修するより全て取り替えればよかったと思いました。
石膏ボードの継ぎ目にはファイバーテープを貼り、コーナーにはプラスチック製のコーナーテープをいれて補強しました。パテ後に平滑にするのが面倒だったのですが、慣れてコツをつかめば簡単になります。わずかな費用と手間がかかるだけで補強できますので、DIYならやるべきです。
いちばん大変だったのが、サンディング(研磨)作業でした。微細な粉塵(パテ粉)が大量に発生し、家の中が粉だらけになります。粉が室内に浮遊すると、家電や精密機器に悪影響を及ぼします。我が家でもプリンターがダメになって、はじめてその威力に気づきました。集塵機付きのサンダーを使って、家電類はしっかりとマスキングする必要があります。
*石膏ボードの継ぎ目やコーナー部分には、補強処理がとても重要です。地震や経年によるひび割れ・浮き・剥がれを防ぐことができます。下塗り→ 上塗り→サンディングの3工程で、下地を整えるのはけっこう面倒な作業ですが、手間を惜しまずやるべきです。DIYでのクロス修復においては、こうした補強処理は「見えない安心」をつくる工程になります。
一部の業者が、見えない箇所は、面倒な作業の手を抜くのも分かる気がしました。
新しいリフォーム用クロスで簡単に貼り付ける
リフォーム用クロスか厚手のクロスを選べば、施工が簡単になります。
まず、貼る面より少し余裕を持たせて裁断したクロスに、専用の糊をローラーで均等に塗布します。(糊付きクロスでは必要ありません)
糊付けは、長めのローラーでやったほうが簡単です。ぼくは、大きめの「はけ」を使いましたので、均等にぬるのが難しく、作業時間も長くかかってしまいました。
貼り付けは、上から下へ、はけで空気を抜きながら行います。糊付けを均等にするためローラーも使ったほうがいいです。継ぎ目は、重なりを調整しながらローラーで圧着します。(糊付きクロスは、均等にするためのローラーがけはしなくても大丈夫です)
*糊がクロスにつきますので、濡れふきんできれいに拭き取ります。どんなに拭き取っても、糊は若干クロス表面に残ってしまいます。糊が残っていると、数年後にクロスに汚れたような模様ができます。でも大丈夫です!気づいたときでいいから、濡れふきんで拭き取ればきれいになります。
ジョイント部分が剝がれやすいので、はがれた時は糊またはジョイントコークで貼りなおします。ジョイントコークのほうがきれいにくっつきますが、あまり使いすぎると貼りかえる時に大変になりますから注意します。
室内クロス全ての修復・リフォームをDIY



*室内全ての部屋、廊下のクロスの修復・リフォームをDIYしました。他の作業もたくさんありましたので、2か月ほどかかりました。建具や床の修復、擁壁の補修、外壁の塗装などがなければ、たぶん2週間もあれば終わっていたと思います。
カッターの使い方などは得意でしたので、カッティングには自信がありました。糊付けがいちばん大変で、時間がかかりました。均等に塗るのが難しく、貼った後にもローラーで均す必要があり、1時間に2枚ほどのペースでしか貼れませんでした。
例:クロスの貼り付け
クロスを貼り付ける様子です。石膏ボードを除去したら、普段は除去しないと見えない構造材のチェックも行ったほうがいいです。我が家は、設計図通りに、「筋交い」などがきちんと施工されていました。残念ながら、耐震基準を満たしている「Z金具」(木造住宅の構造を安全に保つための認定接合金物)のチェックまではできませんでしたが…。
近所の家は、コンクリ土台と基礎部分(木材)が金具で接続してなく、家全体がずれていました!
*床の間のクロスの損傷具合はひどかったので、古いクロスや石膏ボードを全部除去しました。石膏ボードのジョイント部分やコーナーには、補強材を入れてパテで平滑にしました。クロスは厚手の彩度が低いえんじ色にしました。床の間に、赤色系の色が合うか心配しましたが、彩度が低いので渋くて品がいい感じです。
















