
この作品も、一号橋から見下ろした風景を描いています。 作者はこの頃、絵を描くことそのものに楽しさを感じていたようで、 その記憶が画面の空気感にもやさしく表れています。
青の色味が少し強くなったのは、意識していたわけではないそうですが、 その偶然が、空や海の広がりをより印象的に見せてくれています。
構図の中にある静けさと、色彩の鮮やかさが心地よく調和していて、 見る人の心に、懐かしさや穏やかな高揚感を届けてくれる作品です。
令和の感性に寄り添いながら、 風景と描く人の気持ちが自然に重なっているように感じます。