楽園

海藻をかき分け 魚を追う
少年の記憶が 筆を走らせる
宮崎が描いた 海の中の歓び

タイトル「楽園」の宮崎の油絵画像 2007年東光展作品 F100サイズ
楽園 2007 東光展 F100
寄贈先:熊本市 済生会病院

潮の流れに揺れる海藻をかき分けながら、魚を追いかけた少年時代—— 水中眼鏡をつけ、右手に鉾を握って泳いだ記憶が、宮崎の中に鮮烈に残っています。 この作品は、その強い思い出をもとに生まれた一枚です。

描かれているのは、海の中の風景だけではありません。 そこには、身体で感じた水の重みや、光の揺らぎ、夢中になって魚を追った時間の温度が宿っています。

宮崎はこの絵を描くことを、心から楽しんでいたと語っています。 筆を動かすたびに、記憶の中の海がよみがえり、少年のまなざしが画面に重なっていきました。

この作品には、懐かしさと躍動感、そして描くことの喜びが詰まっていて、 鑑賞する人の心にも、海の記憶と遊びの感覚がそっと届いてきます。

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