漁村の秋

山に刻まれた 祈りのかたち
集落の静けさに 記憶が溶ける
宮崎のまなざしが 時間を描く

タイトル「漁村の秋」の宮崎の油絵作品画像 1999年銀光展作品 F100サイズ
漁村の秋 1999 銀光展 F100
寄贈先:熊本市るり苑(特老)

球磨川の河口に佇む小さな集落。 知人の「一度見に来られたら」という言葉をきっかけに、 宮崎はその土地の魅力に惹かれ、何度も足を運ぶようになりました。

背後に広がる美しい山には、弓や矢、鏡などが繊細に線刻された装飾古墳が点在しています。 それらは、古代の人々の祈りや美意識が石に刻まれた、静かな記憶のかたちです。

宮崎が描いたのは、風景だけではありません。 集落の静けさと、山に宿る古代の造形が交差する場所に流れる時間、 そしてその空気に触れながら育まれたまなざしです。

この作品には、土地に寄り添いながら見つめ続けた記憶と、 自然と人の営みが重なり合う瞬間が丁寧に描かれています。

鑑賞する人の心にも、静かに語りかけてくるような一枚です。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です