荒磯

潮風に削られた 芯の強さ
暗さの中に宿る 静かな力
宮崎が描いた 岩の記憶

タイトル「荒磯」の宮崎の油絵画像 2009年75回記念東光展作品 F100サイズ
荒磯 2009 75回記念東光展 F100

この作品は、宮崎が長い年月をかけて見つめ続けてきた岩場の風景を描いた一枚です。 画面にはやや暗さが漂っていますが、(注:実物の色は、上画像より少し青が強めになっています。)それは意図的に選ばれた色調であり、 風雪や潮風に洗われてきた岩肌の頑強さを表現するための静かな演出でもあります。

宮崎が目指したのは、表面的な美しさではなく、 自然が刻んできた時間の重みと、芯の締まった存在感です。 その岩には、風に耐え、波に削られながらも崩れない、 土地の記憶と静かな力が宿っています。

描きながら、宮崎自身がこの作品に深い愛着を抱いていたことも印象的です。 自然の造形に寄り添いながら、自らの感覚で構成を整えていく過程が、 絵を描くことの本質的な楽しさにつながっていたのだと思われます。

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