初心者・独学でもわかる!デザインカンプからのコーディング入門-Figmaの実践手順

「デザインカンプからコーディングってどうすればいいの?」「FigmaやPSDをもらったけど、どこから手をつけるのかわからない…」

そんな独学でWeb制作を学んでいる方へ、本記事ではデザインツール(Figma)からコーディングを行う手順と注意点、さらにはSEO観点でやってはいけない実装例まで、現場で使える知識をやさしく解説します。

コーディング初心者でも迷わないよう、ファイル形式の基礎からツールの使い方、マークアップ設計まで順を追って紹介します!

1.コーディングとプログラミングの違いとは?【初心者向け用語解説】

プログラミングができる人を「プログラマー」と呼びますが、一般的にコーディングのみ行う人は「コーダー」と呼ばれています。ただ、IT業界では、下記のように認識されています。
コーディング:ブラウザで表示される部分を作る作業
プログラミング:利用者には見えない内部の仕組を作る作業

2.デザインカンプって何?形式・ファイルの違いを整理

⑴.PSD・AI・FIGなどネイティブ形式とは

PhotshopのPSDデータ(拡張子が「.pdf」)をネイティブ形式と言います。ネイティブ形式とはソフトウェア独自の保存形式のことです。イラストレーターであれば「.ai」、Figmaであれば「.fig」という拡張子が付くファイルです。

「.jpg」や「.pdf」、「.eps」などは一般的に流通しているファイル形式なので、ネイティブ形式とはいいません。

3.FigmaやPhotoshopからコーディングする手順

⑴.px単位からのスタートとレスポンシブ化の流れ

コーディングする際はpx(ピクセル)単位で行いますので、まずはデザインカンプのpxをベースにコーディングして、その後レスポンシブ対応のために%やvwなどに変換することが多いです。必要に応じて、px→%変換ツールなどを使って比率を計算することもあります。
Figmaなどのデザインツールは「コーディングの設計図」や「仕様書」として非常に優秀ですが、 「そのままコードになる魔法のツール」ではありません。

⑵.比率を変換するツール・手法の紹介

比率を変換する際に使えるツールや手法は、Web制作やレスポンシブ対応において非常に役立ちます。以下に代表的なものを整理して紹介します

ツール名特徴リンク
比率計算機 – instant tools2つの値から整数比・割合・基準値に基づく比率を同時に計算できる比率計算機
MiniWebtool 比率とパーセンテージ計算ツール比率をパーセンテージに変換するのに特化MiniWebtool
Calculator.io 比率計算機比率の単純化・欠損値の検索・等価比率の比較が可能Calculator.io
LUFT 比率計算黄金比やアスペクト比など、定型比率の計算に便利LUFTの比率計算

⑶.手法・考え方(Web制作向け)

  • px → % 変換 デザインカンプの基準幅(例:1440px)に対して、要素の幅を割合で表す 例:width: 720pxwidth: 50%
  • px → vw/vh 変換 ビューポートに対する比率で指定することで、画面サイズに応じた調整が可能 例:width: 144pxwidth: 10vw(1440px基準の場合)
  • CSS clamp() 関数 最小値・理想値・最大値を指定して、柔軟なレスポンシブ設計が可能 例:font-size: clamp(14px, 2vw, 24px);
  • Figmaの「距離・サイズ」情報を活用 デザイン上のpx値を元に、比率を手計算またはツールで変換 → Figmaの「Inspect」パネルでCSS情報を確認可能

4.Figmaが提供してくれる情報とは?【仕様書としての活用方法】

⑴.取得できるCSSデータ一覧

例えば、Figmaが提供してくれるものは、サイズ・余白・フォント・カラーなどのCSS情報、画像やアイコンの書き出し、コンポーネントやレイアウト構造の把握などです。

⑵.取得できない情報(JSの動き・アクセシビリティなど)

構造や意味づけ(セマンティクス)は人間が判断する必要があるし、レスポンシブ対応やアクセシビリティは別途設計が必要です。 JavaScriptによる動きやフォーム処理などもFigmaでは定義されません。

5.対策として知っておくべきコーディングの落とし穴

⑴.画像で文字を出力するのはNG?SEOとフォント実装の関係

フォントに関しては、画像として書き出さずに、なるべくコーディングで実装した方がいいです。なぜなら、Googleの検索エンジンが画像の文字

情報を読み取れずSEO観点でよくないためです。・・・

⑵.見た目重視だけでは通用しない検索エンジンの評価基準

検索エンジン、特にGoogleは「見た目が整っている」だけでは高評価を与えません。以下のような本質的な評価基準が重視されます:

  1. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
    • Experience(経験):実体験に基づいた情報かどうか
    • Expertise(専門性):その分野に精通した人が書いているか
    • Authoritativeness(権威性):サイトや著者が業界で信頼されているか
    • Trustworthiness(信頼性):情報源が明示されていて正確か。 検索意図との一致(Needs Met)
  2. 検索意図との一致(Needs Met)
    • ユーザーが検索したキーワードに対して、本当に求めている情報が提供されているか
    • 表面的な説明やキーワードの羅列ではなく、課題解決につながる内容が必要
  3. コンテンツの質
    • オリジナリティ:他サイトのコピーではなく独自の視点や体験があるか
    • 努力の量:情報収集・構成・表現に手間がかかっているか
    • 正確性:事実に基づいていて、誤情報がないか
  4. ユーザビリティ(使いやすさ)
    • モバイル対応(MFI:モバイルファーストインデックス)
    • ページの読み込み速度
    • ナビゲーションの分かりやすさ
    • 広告やポップアップが邪魔になっていないか
  5. 技術的な最適化
    • 内部リンクの構造
    • メタタグやタイトルの適切な設定
    • 画像のalt属性や軽量化
    • HTTPS対応などのセキュリティ

補足:見た目が良くても評価されない例

見た目が良いだけの例なぜ評価されないか
おしゃれなLP風ページ 情報が薄く、検索意図に合っていない
画像中心の構成テキスト情報が少なく、SEOに不利
フォントが画像化されているGoogleが文字情報を認識できない

*検索エンジンは「ユーザーのためになるかどうか」を最優先にしています。 見た目の美しさはUXの一部として重要ですが、それだけでは通用しません。